アジアンカーは技術と品質の進化が早く、安い・低品質という時代が終わりつつあります。

アジアンカーの品質と技術の進化

 

アジアンカーの品質は徐々に日本車に追いつきつつあります。

 

その大代表例で日本車の最大のライバルとなりつつあるのが韓国メーカーです。

 

1997年のアジア通貨危機では、韓国車メーカーは窮地に追いやられ、その後合併や海外メーカーによる買収が進み、それまでは5グループ9社あった韓国メーカーは韓国資本のメーカーとしては1グループ2社にまで減少していて、現代自動車グループの現代(ヒュンダイ)起亜(キア)自動車のみとなっています。

車のエンジンイメージ

 

その後、現代自動車グループから送り出されている車は、直噴エンジンの自社技術の向上やハイブリッド技術など、世界のメーカーにも劣らぬ自社開発網を所有していて、エンジンや足回りの性能だけで見れば、日本車とあまり変わらない水準まできています。

 

 

ヒュンダイの最高級車「ジェネシスセダン」

韓国メーカーは低価格路線から、高級車路線へとシフトチェンジも行われていて、これまでにない開発費をかけて開発されたのが2008年に発売開始したジェネシスワゴンです。

 

韓国車では初となる自社独自開発のFR乗用車となり、目標とされた車種でもあるレクサスのGSよりもボディー剛性が高いなど、項目ごとで見れば日本車を上回っている分野もあります。

 

現行モデルとなる2代目ではV8・5.0Lのエンジンを搭載し、電子制御付きの4WDも設定するなど、着実に日本車や欧米各国の車が得意としている技術を自社で習得してきています。

 

また、遅れを取っていた分野の向上だけではなく、運転者の眠気を誘う二酸化炭素(CO2)の濃度を検知し、自動的に換気システムを作動させるセンサーを搭載するなど、世界初となる新技術も開発されて話題を呼んでいます。

 

 

韓国車を代表とする車種「エラントラ」

日本のトヨタが昔ながらの代表車種の大衆車でカローラがあるように、韓国ではヒュンダイのエラントラが代表する小型乗用車のセダンになります。

 

発売開始は1990年からで現行モデルは5代目となっています。
日本でも2001年から2008年まで販売をされていた、最も日本人の馴染みのあるアジアンカーとも言えます。

 

日本でのヒュンダイ撤退による販売中止後に出た4代目では、世界初となるLPGハイブリッド車を発売し、現行モデルの5代目では、近年のアジアンカーの方向性を象徴する、低価格勝負ではなく、価格に対して高級装備をタスウパッケージングしたお買い得感を重視した設定に変更となり、同クラスでは他メーカーを大きく上回るディスチャージヘッドライトや、サイドエアバッグ・6ATを標準装備して、価格の上昇を抑えられています。

 

同じ値段でワンランク上の車と同等の装備が付いてくる車として世界各国でヒットした車種となりました。

 

 

開発を進めるハイブリッド車

日本では大きく普及して世界のリーダー的存在となっているハイブリッド車は、ヒュンダイでもソナタとキア・K5として2010年に発売を開始しています。

 

トヨタのTHSーⅡのような複合タイプのハイブリッドではなく、簡易ハイブリッドとも呼ばれている、ヒュンダイが独自開発した並列式ハードタイプとなっています。

 

単純に低燃費性能で見れば、日本のハイブリッド車には劣るものの、独自開発でハイブリッド車の開発まで進んでいるという所がポイント

 

国産メーカーでも自社でハイブリッド技術を持っていないメーカーも現状では多数あり、韓国メーカーの開発力の高さを象徴する技術にもなっています。

 

現在は複数のメディアがトヨタのプリウスの技術を必死に真似して新型ハイブリッドシステムを開発していると報じられていて、近い将来、トヨタハイブリッドシステムに負けず劣らずのハイブリッド車を打ち出してくる可能性もあります。