世界各国で幅広く展開しているヒュンダイは、先進国での販売に近年苦戦しています。

韓国_ヒュンダイ

 

漢字表記では「現代自動車」1967年設立の韓国最大手の自動車メーカーであり、日本車を除くアジアンカーの中でも最大となっています。

 

同じ韓国の大手、起亜自動車を傘下に入れた事で、2012年には世界5位(日産ルノーグループを別々に換算すれば4位)のメーカーとなり、2013年には世界最大50ブランドのひとつとなっています。

 

世界193カ国で6,000拠点を展開し、アジアンカー=ヒュンダイというイメージは世界中でも定着しています。

 

世界からはアジアンカーとは日本車を除いたアジアの車で、日本車のみそのまま日本車というブランドが確立されています。

 

世界最大級のメーカーになったにも関わらず韓国車ではなくアジアンカーとして売り出しているのは、日本車ブランドに便乗しようという考えも強いと考えられています。

 

 

メーカーとしての評価自体は低い

販売台数や値段に対しての品質では高い水準を誇るヒュンダイですが、アンチヒュンダイは世界中にいるのが現状です。

 

赤い車

最近では燃費のメーカー発表数値が水増しされていた問題で北米で集団訴訟を起こされたり、後をたたない他車メーカーのデザインのコピー問題などが日本車をはじめとした世界の一流メーカーと比べて、まだ一歩劣っているというイメージが持たれています。

 

 

世界でのヒュンダイの販売事情

 

日本

日本車が強いアジアンカーが評価されない日本市場においては2010年に撤退をしております。

 

一部並行輸入されている車種はあるものの、現在では正規ディーラーでヒュンダイの車を買う事はできなくなっています。

 

レンタカーの需要が高い沖縄では全体の約3分の1をヒュンダイに入れ替えるなど、地域によってはヒュンダイ車が走っている所もあります。

 

 

中国

現在中国市場におけるシェアの約9%が韓国車となっています。

 

日本車が約16%・ドイツ車が約17%のシェアとなっている中国においては一見低く見えますが、韓国メーカーのほとんどの需要を占める現代自動車グループでは単体メーカーで見れば非常にポピュラーなメーカーとなっています。

 

現地での販売価格は日本車と大差がない水準となっていますが、同じ値段で豪華装備が付いてくるヒュンダイの車は中国人に高く支持されていて、コピーデザインでも良いのでカッコ良いデザインであれば気にしない中国人の性格も市場にマッチしていると言えます。

 

 

インド

世界の人口で第2位となった注目の新興市場のインドでヒュンダイの強さが目立っています。

 

シェアは2位~3位付近で安定していて2014年11月現在では全体の13%ほどのシェアを獲得しています。これは日本のトヨタやホンダ・日産のビッグ3を上回る内容となっています。

 

ちなみにインドで圧倒的なシェアを誇るのは日本のスズキの現地子会社でもあるマルチ・スズキで38%ほどのシェアを獲得しています。

 

 

北米市場

ヒュンダイが得意としている市場で、アメリカではヒュンダイだけで約5%のシェアを持ちます。

 

市場自体が大きく、自国ブランドが強いアメリカでは5%のシェアは評価できる内容です。

 

しかし、2012年より始まったウォン高や、燃費の水増し表示問題や大規模リコールなどで信用が無くなり、最近では販売台数が減少傾向となっています。

 

日本の3強メーカーにも全てアメリカ市場では現在は負けています。

 

 

欧州市場

チェコとトルコに工場を持ち、年間で50万台弱の新車を販売しています。

 

最近のヒュンダイは欧州車を意識した車が多く、欧州で高く評価されている車種もありますがシェアとしては3~4%となっています。

 

それでもヒュンダイ全体の新車販売台数の10%以上を欧州で売っている事を考えれば大きい需要があるといえ、現在最も力を入れているマーケットです。

 

しかし足元では伸び悩みを見せていて、2014年上半期ではシェアが前年の3.5%から3.2%に減り総販売台数は2.4%減となりました。

 

 

その他の市場

ロシア・中南米・アフリカ・中東でコンスタントに年間15万台以上の新車を売っています。世界各国でそれなりのシェアを確保できているのが現在のヒュンダイのブランド力の源となっています。