OEMは日本車のOEMとアジアンカーのOEMでは若干意味合いが変わってきます。

OEMとは

 

アジアンカーに限らず車の車種や部品にはよく「OEM」という言葉がよく出てきます。

 

OEMとは 「original equipment manufacturer」の略で、他社ブランドの商品を製造・販売するという意味になります。

 

 

OEMとライセンス契約

OEMの中でも大きく分類すると、OEM販売(生産)とライセンス契約の2種類があります。

 

OEM販売(生産)

日本国内の自動車で多いのはOEM販売で、A社の工場で製造した本来はA社の車種をエンブレムなど一部変更してB社(他社)で販売する事を指します。

 

トヨタや日産などの大手メーカーも車種によっては他社製品をOEM販売している事例は多くあります。

 

OEM販売の場合は、その車種を製造・生産する為の技術提供を行わず、完成車をOEM車として卸売する形になるので、密度の濃い業務提携を結んでいないメーカー同士でも行う事ができるメリットがあります。

 

この場合はOEM製品を提供する側は、卸売する事で利益が出せるメリットがあり、OEM提供を受ける側は自社で薄くなっているジャンルの車種において、開発などのコストをかけずにラインナップを補う事ができるメリットがあります。

 

ライセンス契約

他社製品を販売する場合でも受託者側の生産ラインで製造する場合は一般的にはライセンス契約にするのが一般的です。

 

OEM元のA社の車種をOEM先となるB社で生産する場合には、製造する為の技術提供や特許の開示等が必要になってきます。

 

OEM先はライセンス料や売上に応じた報酬をライセンス元に支払う事で、OEM製品に関する技術提供を行い受託者に対して製造・販売する権利を与えます。

 

アジアンカーのOEMの場合は、他国メーカーとのOEM供給車の多くはこの形態が取られています。

 

中国をはじめとしたアジアの国の多くはメーカー同士が業務提携を結び、合同出資で合弁会社を設立して製造・販売する形態が非常に多くなっています。

 

密接な関係のメーカー同士の場合は、最新機種もライセンス契約を結ぶ事がありますが、関係が浅いメーカー同士の場合は型落ち車のみOEM元がライセンス契約を行うケースも多くなっています。

 

また市場ではOEM販売されている商品もライセンス契約で製造販売されている商品も、元の商品が他社にある商品はOEM販売・ラインセンス契約による製造・販売を総括してOEMと呼ぶ動きがあります。

 

 

地場OEMとは

日本メーカーがOEM元で中国など、国が違う所にある所がOEM先で生産を行う場合は地場OEMと呼ぶ場合があります。

 

このように呼ばれる由来としては、OEM元の技術や設計が供給されていても、材料などは現地調達しないといけませんし、生産ラインのスタッフがOEM元の工場のスタッフと比べて質が落ちたりする為、一見同じ製品に見えても完成車の精度に違いや地域性が出る事が地場OEMと呼ばれている理由です。

 

合弁会社などで作られている車は、ベースやOEM供給を受ける部品は多数あっても、現地のオリジナル部品やデザインを一新させて販売されている事も多くあります。

 

 

 

日本では部品のOEMが定着しつつかる

 

OEM供給されたアジアンカーがわざわざ輸出されて日本にやってくる事はほとんどありませんが、部品であれば最近は日本市場においても通販を中心に定着しつつあります。

 

特に多いのがディスチャージヘッドライトや、LEDランプなどの灯火系です。

 

日本生産品と比べてコストが安い中国など外国で生産されたOEM(ライセンス商品)品は価格が安いのが特徴です。

 

しかし、元々の供給元の製品と比べると、故障リスクや商品の精度が落ちる事も多く、技術提供を受けたOEM先では、スタッフなどが不正でネット通販で日本に送り販売されている製品も多いです。

 

こういった製品はOEM元を開示されていない事が多く、中には完全自社製品にも関わらず、客の信用を得る為に大手メーカーのOEM品として販売されているケースもあります。