東風汽車は日産との合弁会社が中国最大の合弁会社になるなど、日産色が強い自動車メーカーです。

東風汽車

 

正式名称は「東風汽車公司」でドンファンモーターとも呼ばれています。

 

中国国有の3大自動車グループの一つで中国自動車メーカービッグ5の1社でもあります。

 

日本の日産自動車と強い関係を持つことで知られ、他にもホンダや韓国の起亜自動車、 台湾の裕隆汽車などとも合弁会社を持つアジア色の強い中国メーカーです。

 

2014年現在では中国2番手の自動車メーカーとなっています。

 

 

日産との合弁会社「東風汽車有限公司」

中国市場に出遅れた日産は東風汽車との合弁会社を2003年に設立し、わずか約10年で中国における日系自動車企業の1位にまで躍進しました。

 

2014年には総裁が関潤氏(中国人っぽい名前ですが、日本人)が就任し、それまで総裁を勤めていた中村公泰氏は日産の副社長に就任しました。

 

この人事を見るだけでも日産がどれだけ注力しているかというのが見えてきます。

 

それまでも多く他国メーカーとの合弁会社がさまざまな中国メーカーとの間で作られていた中、日産の社長カルロス・ゴーン氏が中国政府から今までとは違う合弁会社を作り、本体である東風汽車公司の面倒も見てもらいたいと依頼した事がきっかけで設立された会社。

 

現地で日産が主体となって自主ブランドを開発し、ヴェヌーシアという乗用車がヒットした事で、現在では中国最大の合弁会社となっています。

 

多彩なラインナップ

日産車をベースとして車両を、それぞれの拠点で生産・販売しているのが特徴です。

 

代表例を紹介すると、日本でもお馴染みのマーチ・サニー・ティーダ・シルフィ・エクストレイル・ティアナ・ムラーノなどをそれぞれ中国国内の個別に用意された工場で生産されています。

 

その他にも日産のクーペとして定番のGT-RやフェアレディZなども輸入販売が行われています。

 

その他にも、日産と手を組んだ合弁会社で東風日産ディーゼルでトラック分野でも高い人気を誇り、2014年には東風インフィニティ公司を設立して今後は高級車ブランドにも注力していく姿勢となっています。

 

 

 

プジョーとも親密な関係を築いている

 

日本では東風汽車=日産系という印象が強いですが、フランスのプジョーとも親密な関係を築いています。

 

元々、両社との合弁会社で乗用車や商用車の販売を行っていましたが、2014年にはフランスのプジョー本体と資本提携を結び、東風汽車公司がフランスのプジョーの株式全体の14%を保有する事となりました。

 

これにより、プジョーは今後の中国進出を一層加速するのではと見られています。

 

現在は合弁会社の東風プジョーシトロエンが新工場の設立を発表して、完成・稼働すれば年間生産台数は36万台になると言われています。